相場の格言

私の先輩によると、格言というものは証券会社が作ったもので、沢山売買をさせて手数料を取ろうというもの。
あんまり格言に振り回されない方がいいんじゃないだろうか..と思う今日この頃。


▼名人は相場の怖さを知る▼
迂闊(うかつ)にほいほい売買して調子に乗っていると今に大きな穴に落ちる――、長い間株投資をしているプロは検討に検討を重ね、慎重に、こっそりと、確実に処理をしていく、との意。

▼備えあれば迷いなし▼
勉強をせずにその日の株価で売買ばかりを繰り返す事を戒(いまし)めている。普段見ない銘柄の株価が偶然目に付いて買いたい衝動に駆られるときがある、今日相場が突然上昇した意味が判らない、何故今日は相場が急落したのか、この下落はいつまで続くのか、そういった勉強(備え)がなければ迷ってばかりいますよ、との意。

▼縁遠い物、初めはよく見よ▼
初心者に対する格言で、普段は耳にしない会社の株を購入しても、その株価の動向が全く意味が判らず勉強にならないことを指す。よく聞く会社や有名な会社、自分が所属する業界の会社など、よく見聞きする銘柄を購入して勉強しなさい、との意。

▼雨降りの日にタクシーは来ない▼
「麦藁帽子は冬に買え」と同じ意味。雨の日になると普段タクシーに乗らない人がタクシーに乗ってしまい、自分のところでタクシーを捕まえられない。つまり欲しい銘柄は皆が欲しいと思ってしまって狙った株価で買うことが出来ない。

▼買いたい弱気、売りたい強気▼
相場低迷時に、「下がったら買いたい」、「高くなったらすぐに売る」と考える人が多い事を示す。

▼最高の予言者は過去なり▼
「現在を知りたいならば過去を調べなさい、未来を知りたいならば現在を調べなさい」という言葉もあります。ともかく、相場にもパターンがあり、それを調べておくとかなり有効な手掛かりになるという言葉。下落のパターン、上昇のパターンなど。

▼たまごは一つのカゴに盛るな▼
そのカゴを落としてしまったら全部割れてしまうから。いっぺんに一つの銘柄にお金を集中させないという事。同じ銘柄に 投資するときは時間をあけて買いましょう。

▼上昇基調の場面で良い材料に反応しなくなってきたらそれは天上▼
下降局面で悪い材料に反応しなくなってきたらそれは底、とも言うらしい。個別の株にも、TOPIX等の指数などにも当てはまるらしい。

▼麦わら帽子は冬に買え!▼
欲しいときに買ったのでは、値段が高い。だからあらかじめ仕込んでおけ、ということ。証券会社が言いそうなことだ(笑)

▼利は急ぐな、損急げ▼
利益確定は急がなくて良い、損切りは急いで切りなさいという意味。うーん、思い当たる節も有るが、ケースバイケースという気も・・・?

▼しまった、は仕舞え▼
げっまずい、と思ったら、すぐに損切りしなさいとのことだが....。上の格言と似たようなことを言っている

▼まだはもう、もうはまだ▼
まだまだ上がるさ、と思ったらもう天井だった。もう下げ止まるさ、と思ったらまだまだ下降。有名な格言だ。

▼売りは早かれ買いは遅かれ▼
売り場は一瞬。買いは待てるが、売りを逃がすと次はいつか判らない。デイトレーダー向きの格言だろう。

▼株を買うより時を買え▼
「漁師は潮を見る」のだそうだ。これが判れば...負けなしだな。ハァ。

▼2度に買う事!2度に売る事!▼
ちゃんと低値で買えたのか。ちゃんと高値で売れたのか。終わってみなけりゃ判らない。2度に分ければ失敗は少ないが、儲けも少ない(笑)。

▼押し目待ちに押し目無し▼
上げ続けている株を買いたくて、いったん下げる時(押し目)を狙ってみるがなかなか来ない。ついには我慢できずに買ってみたら株価が急落。皆さんは止しましょう。

▼休むも相場▼
手元にお金があるとつい、買いたくなってしまう。だが急いで買っても値を下げれば元も子もない。じっくり検討する時間も相場ということだ。

■掲示板の投稿数と利益が出る確率は反比例する■(オメデトウさん:作)
YAHOO!には銘柄ごとに掲示板があるのですが、安値圏に放置されている銘柄はほとんど投稿が無く、上昇が目立ってくると急に投稿が増えてくる性質があります(実感ですが)。逆に言えば、投稿の数が少ないうちに買っておき、賑わいだしたところで売れば売買のタイミングは多少はつかみやすいように思います(但し、注目される要素のある銘柄であることは前提です)

■推奨されるまでが華■(オメデトウさん:作)
雑誌や証券会社が推奨する銘柄は、素人投資家にもわかりやすい銘柄(ドンドン値上がりしているなど)だったり証券会社が利益確定させたいのではないかと疑いたくなるような銘柄である事が多いようです。野村の日本株戦略ファンドがどんな銘柄を組み入れてどんな値動きをしたかを見れば、証券会社(特に日本の)のアナリストの下手さ(もしくは悪質さ)がよく分かるように思います(あくまで確率論的に)。

■学生が証券取引しだしたら相場は過熱状態■(みっちーさん:作)
相場が加熱していくと投稿者みっちーさんは見ている。でも市場参加者が増えれば増えるほど、機関投資家だけでは相場は動かないことになる。彼らの良いように操られているのではなく、適正な株価形成になっていくのが私としても望ましい...。

■上がれと願うな、楽するな■(んゃちおな:作)
ちょっと慣れてくると「これは普段見てない銘柄だけど、底値くさいなぁ。買ってみるか!」と手を出したが、動かない。その内上げてくれないかなぁと願うようになってしまい、塩漬けとなる(笑)。株を買う時にはしっかりと、買値と売値を決めてからにしましょう(汗)。

■根気・敏感・興味心■(んゃちおな:作)
株投資には銘柄に対する敏感さが必要だ。そして根気が無ければ勝つ事は出来ない。だがやはり興味心が続かない事には、どうにも勝てないだろう。(仕事にしている人は別)。




皆さん自作の格言もお待ちしています!ペンネーム(ハンドルネーム)と意味を添えて、こちらまでお送りください! もちろん、ここに無い相場格言をお教え頂くのも大歓迎です!