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季節要因


天気予報で聞かれる言葉で「西高東低」「季節風」などがあります。西高東低とは冬の典型的な気圧配置でその季節が来ると見られる形です。季節風とはその地方で起こる現象で、特定の季節が来るたびに吹く風とされています

さて、株式市場には「季節要因」なるものが存在します。その時期特有の動きを示すものを「季節要因」と呼び、株式市場が好悪の材料に活気だっている場合でも、季節要因に左右されるのです。それでは季節要因とはどういうものが挙げられるのでしょうか。


一例

1月内外ともに機関投資家の売買が鈍くなります。日本ではご祝儀相場が出る(何も材料が無いのに若干買われる事)場合もありますが、最近では証券取引所での「三本締め」が放映される程度です。
2月食品業界や小売業界企業の決算が多いため、配当取りに動き出す投資家もいるようです。
3月日本国内のほとんどの企業が決算期末となるため、企業の持ち株の動向が毎年はやされます。業績が悪い企業は、持ち株を処分することで手持ちの資金を増やす、などと観測されます。
また、SQ(えすきゅー)(信用取引・オプション取引の最終売買日を示す)があるため、これらの動向にも注目されます。
最近では、決算書上で計算する銀行保有の持ち株の価格がきまるため、相場が大きく後退していると銀行や保険会社が危惧される報道がでます。
決算期末となるため、配当がでない、もしくは減配の企業は嫌気される場合があります。
6月オプション取引と信用取引のSQが重なるため動向が注目されます。
7月世間的にはボーナス時期であり、ボーナスの流入期待が一部でもてはやされるときがあります。またお中元の動向などが注目されます。
8月国内機関投資家が夏休みに入って閑散とするときがあります。
また最近では、特に銀行が好決算書の作成のために利益がある株を手放そうとする懸念が出るときがあります。
9月オプション取引と信用取引のSQが重なるため動向が注目されます。中間決算月である企業が多く、配当を取ろうとする動きが出ます。配当を取る場合は銘柄の期末から5営業日前に買う必要があります。また翌月などは配当を取った人が売りを出して値を下げる場合があります。
12月オプション取引と信用取引のSQが重なるため動向が注目されます。
年末のクリスマス商戦、お歳暮商戦が注目されます。
年末にかけて売買の出来高が先細りとなります。

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