ついこの間、私は「
iモード事件」という本に出会いました。著者の松永さんという人がドコモの携帯電話「iモード」開発に携わった秘話を載せている本なのですが、その書籍にはこう有ります。「基礎からのパソコンといった本もあったが、私に言わせれば基礎どころではなかった。基礎の基礎の本が初心者には必要だ」、と。そのあと続けて、バリアフリーは体や心だけではない、「知識や情報」の分野にも必要なのだ、と。私はその部分を読んで、「流石言い得て妙だな」と即座に思い、と同時に「あぁ私がしたかった事はこれなんだ...」と気がつきました。
確かに、難しい事を難しいまま表現することはたやすいが、難しい事を判りやすく表現する事ははるかに難しい。更に、優しく伝えるだけではなく必要最低限な情報を適切に示して置き、情報受信者が目を散らさずに情報を選別できるよう、整理されておく必要があります。また、情報伝達が早い今日では、役に立つと思われた情報が、昨日と今日で価値が変わっている時さえあります。
さて、株といえば博打とか、金持ちのやるものというイメージが有りましたが、今では敷居も低くなり、テレビを見れば即座に証券会社の宣伝を目にする時代となりました。博打としてではなく、有用な資産形成の一環としていま、深い注目を浴びています。
私にも様々な疑問があります。それをいかにまとめ、正確なデータを収集しつつ、優しく、無駄なく情報伝達できるか、日々気をつけています。
これからも、当ページをごひいきにして頂き、見る人たちの投資生活に役立つ事が一つでもあれば、作者冥利に尽きます。今後とも、宜しくお願い致します。
参考:「iモード事件」 松永真理 著 角川書店