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株投資家的債券市場の捉え方


単純に株式市場で売買をしている人から債券市場を眺めた場合、どのように債券市場の動きを捉えたらいいのでしょうか。

株式市場と債券市場の動きはほぼ反比例にグラフが描けます。つまり、株式市場が上昇すると債券市場では嫌気(イヤケ)されるのです。 債券市場も株式市場も、資金を運用するという面では全く同じです。株で運用するのか、債券で運用するのか、その違いだけ なのですが、どうして、株式市場が上昇すると債券市場では嫌気されるのでしょうか。

どちらの市場も「資金流出」を好みません。資金が流入してくればくるほど、株価も債券も価格は上昇し、活況だと受け止められます。また「資金流入量が多い」とは 「市場参加者」が多いことを表わし、売り買いの注文数が多いと捉えられ、約定(売買成立)しないといったリスクや、大量の注文数が 激突する(参加者が少ないと注文価格にばらつきが出るので乱高下する)事により、少ない場合に比べて緩やかに推移します(勿論 この限りではありませんが)。

債券市場へ資金流入が多く見られると、株式市場では資金流出観測が見られるようになります。これが潜在的な(目に見えない)株価押し下げ要因となり、 市場参加者は腰が引けてしまいます。逆に債券市場からの資金流出が観測されれば、その流出したお金の矛先として、株式市場への 流入観測が見られることがあります。それら観測の根拠に「株式市場全体での出来高や売買代金の増加」が挙げられます。
出来高は「体温計」とも言われます。時々出来高の数字もチェックしてみのも良いでしょう。

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